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テレビでヘッドホンをBluetooth接続・音のずれ(遅延)が発生する場合

2023年03月01日
デジタル機器
テレビでBluetoothヘッドホンを使用する際、映像と音がズレる・遅延が発生するトラブルに関する記事の掲載です。

Bluetoothで接続・映像と音がズレる(遅延)する場合

Bluetoothトランスミッター(送信側)とBluetoothヘッドホン(受信側)のコーデックがaptX、またはaptX LLに対応しているか確認してみてください。

サポートされていない、または対応していない場合、Bluetoothの接続方式はSBCで接続されています。

SBC接続とaptX LL接続とでは遅延時間の差に最大0.04~0.22秒あります。

Bluetoothコーデック一覧 SBC: 220ms
AAC: 120ms
aptX: 70ms
aptX LL: 40ms

SBCは、Bluetooth標準コーデックとなり、遅延性は高いです。
AACは、音質はSBCとほぼ同等となり遅延性はSBCと比べやや軽減されます。
aptXは、SBC(AAC)と比べ高音質、低遅延になります。
aptX LLは、音質はaptXと同等、遅延性がより向上して気にならないレベルです。

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送受信のモード切替が簡単で使い易いBluetoothトランスミッターです。また、接続しているコーデックも本体のランプ点灯で確認できるところも嬉しいポイントです。

送受信共にaptX LL接続に対応しているのに遅延がある場合

aptX LLでのBluetooth接続は1台のみサポートしています。Bluetoothヘッドホン2台(複数)同時接続の場合、自動でSBC、またはaptXで接続されます。

また、2台接続の場合、通信距離も短くなるため、視聴する距離によっては接続が切れる、不安定にケースもあります。

上記の条件にあてはまらない場合、機器内の不具合が発生している可能性も考えられます。

ペアリングを一旦解除して、Bluetooth機器を再起動後、ペアリングし直してみてください。

再生するアプリケーション、コンテンツによって音が出ない場合

SCMS-T方式に対応していないアプリケーションの場合、音声は出力されないません。ワンセグ等の一部アプリケーションが該当します。
規格そのものが非対応となっている場合、Bluetooth(aptX)などでの音声出力は難しいです。

SCMS-T方式とは、著作権保護方式名となります。

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