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【Zoom】 自分の音が遅れて聞こえる原因と対処方法

2024年02月05日
Zoom関連
Zoomでのオンライン会議の際、自分の音だけが遅れて聞こえる原因と対処に関して記事にしています。気になる方は是非チェックしてみてください。

【Zoom】 ビデオ会議で音が遅れて聞こえる場合

インターネットの接続状況を確認してみてください。

インターネットの接続状況が不安定、または低速化していると、自分の悪口を言われているときと同じ様に音の遅延が発生するケースがあります。

映像(画像)の遅延もインターネットの接続状況が原因であることが主です。

Zoomビデオミーティング推奨通信速度
ビデオ通話:600kbps以上
720p HD ビデオ通話:1.2Mbps以上
1080p HD ビデオ通話:3.0Mbps以上

※1対1で600kbps以上の通信速度が推奨。グループビデオ通話の場合、1.0Mbs以上の通信速度が推奨とのことです。

Zoom自体の動作要件は、通信速度も含め低い要件で動作するので、現在、市場に流通しているパソコン、スマホ、ネットサービスは、ほぼ余裕でクリアできています。

なので、WiFi接続が頻繁に途切れる、通信速度が低速している(600kbps以下)、ビデオミーティングの参加人数が多い、などが音の遅延の主な原因と考えて良さそうです。

音の遅れはPCマイクの影響?

PCマイクの影響は使用するPCマイクによります。

有線接続のPCマイクやパソコン内蔵型のマイクは、モノによって音質やノイズキャンセル機能に影響します。「音の遅延」への影響は少ないです。

Bluetooth接続のイヤホンマイクはZoomに限らず、映像に対して徐々に音がズレ、遅延が生じるケースがあります。

テレビ用Bluetoothヘッドセットと言った商品をあまり目にしないのはそのせいです。

ちなみにイヤホンマイクのコーデックがaptX LLに対応している低遅延のワイヤレスイヤホンマイクであれば、音の遅延は気になりません。

『コーデックって何よ?』

『デジタルオーディオを伝送するための音声コーデック(符号化方式)です。』

使用しているワイヤレスイヤホンの型番などで検索すると仕様箇所に記載されているので確認してみてください。SBCやAACやaptX、aptX LLなどの対応コーデックを確認することができます。

また、PCマイクの機能によっては「エコーキャンセラー」が影響しているケースもあるので、音の遅れが気になる場合は、一度「エコーキャンセラー」を調整してみるのが良いかもしれません。

Zoomアプリのエコーキャンセラー機能

1. [設定]> [オーディオ]> [詳細]
2. エコー除去
3. 「インミーティングオプションをマイクからオリジナルサウンドを有効にするを表示」にチェック
4. 「エコー除去を無効にする」にチェック
5. 「高忠実度音楽モード」にチェック
6. 「戻る」

上記の手順でZoomアプリケーションのエコーキャンセラーの設定は有効になります。変更後、音の遅延の影響を確認してみてください。

PCのエコーキャンセラー(一部のPC)

1. [コントロールパネル]をクリック
2. [ハードウェアとサウンド]
3. [サウンド]を選択
4. [内蔵マイク]> 右クリック[プロパティ]
5. [音響のエコーキャンセル]

または、

1. 画面右下のスピーカーのアイコンを右クリック
2. サウンドの設定を選択
3. スピーカーをクリック
4. 空間オーディオのオン/オフ

上記の手順でパソコン本体の「音響のエコーキャンセル」、または「空間オーディオ」の設定を調整することができます。

※PCによって[音響のエコーキャンセル]が見当たらない場合、PCメーカーの設定管理アプリ、またはセッティングアプリにこれに似た項目があったりします。詳しくは、お手数ですが使用しているPCメーカーのサポートなどをチェックしてみてください。

動作している他のソフト、アプリケーションの影響?

Zoom使用中にバックグラウンドで動作している他のアプリケーションが影響しているケースがあります。特にマイク機能を使用するアプリケーションなど、同時に起動している場合、一旦、不要なアプリケーションを終了してみてください。

PCの「タスクマネージャー」から現在起動しているソフト(アプリケーション)を確認し、不要なソフトは「タスクの終了」を掛け、停止してみると改善するケースもあります。

『タスクマネージャってどこから起動すんの?』

『スタートボタンを右クリック> タスクマネージャーをクリックです。』

chris-montgomery-smgTvepind4-unsplash.jpg
UnsplashChris Montgomeryが撮影した写真

最後に、個人的な印象ですが、PCマイクも含めたパソコン周辺機器の誤作動や不具合が発生するトリガーが、割とセキュリティソフトのスキャン後や有効、無効の設定後が多い気がします。

自分がPCで仕事をしている時もそうなのですが、セキュリティソフトを一時停止していて有効化すると、一時的ですが、キーボードが反応しなくなったり、外付けSSDを認識しなかったりが稀に発生したりします。

ブログでパソコン関連のQ&Aの記事を偉そうに書いてますが、ソフトウェアの不具合やエラー、周辺機器のエラーや不具合の解消策にセキュリティソフトの影響が絡むケースが結構あります。

原因にセキュリティソフト影響が絡んでいたとした場合、セキュリティソフトのスキャン後や有効化の後、パソコンを再起動すると基本的に正常に動作します。

ソフトウェアをインストールしたり、変更した後、「パソコンを再起動する必要があります。」のアレですね。あのテロップが通常は表示されますが、必要性があるのに表示されないこともあるのかな?なんて、考えてしまいます。

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この記事を書いた人: scrapbit
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