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Windows 11のアップデート後に遭遇する不具合・回避策と解消方法

2024年01月19日
パソコン・IT機器トラブル関連
【Windows 11】 アップデートや更新プログラム(KB5033375など)を実行後に発生する不具合やトラブル・回避策や解消方法に関する記事掲載です。

アップグレード(バージョンアップ)後って、不具合が多くないですか?

Windowsのアップグレード後の不具合に遭遇するのは、それほど多くはないと思いますが、1台のパソコンをずっと使っていくと必ずどこかで遭遇するトラブルです。

簡単手順で回避できる不具合もあれば、ずっと引きずっていく不具合などもあったりするので厄介です。

それにしても、アップグレード後の不具合やエラートラブルの遭遇は、かなりのストレスになります。それまでの作業は中段されますし、解消できる保証が遭遇直後にはわかりませんから、かなりのストレスです。

...職場で全く関係のない厄介ごとに巻き込まれるトラブルに似ています。

「アイツ、ホント、何にもやんねーだわっ、ちょっと頼むは!」

で、突如、生成されるあのストレスです。

こちらの都合と状況を上司に相談すると、必ずと言って良い程、唱えられる謎の呪文が

「ん...チームだしなっ!」

これで私のストレスは二乗されます。

さて、関係のない愚痴や不満はこの辺にしおいて、Windowsアップグレード後に遭遇するエラーや不具合、トラブルに関する解消方法の紹介です。

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UnsplashLuis Villasmilが撮影した写真

アップグレード後に発生した不具合

Windowsのアップグレード(更新プログラム)を実行した後に遭遇する不具合やトラブルは様々にあります。その時のWindowsのバージョン、使用しているソフトウェア、またアップグレード時の状況など、原因は様々にあり、解決策があるものから、まだ調査中で解消策が見つかっていないものなど、対処方法も様々です。

ここでは、2023/12/12までの更新プログラム「KB5033375」で見つかっている不具合と回避方法を紹介しています。Windows 11のバージョンは22H2、または23H2が対象です。

12月の更新プログラム(KB5033375)をインストールすると動画、音、ゲームなどに問題が起こる不具合。

回避策:動画再生が途中で止まる、音が出ない、ゲーム処理が遅くなるなどです。現在調査中とのこです。

ソフトウェアの相性、バックグラウンドで動作しているソフトウェアとの競合、バーションアップによるPCパフォーマンスの低下?などなど、様々な要因が考えられますが、特定するのは困難です。

ゲーム関連であれば、グラボメーカーやゲーム開発元や提供元から何らかのアクションがあったりしますが、グラボメーカーやゲーム会社の公式ページなど、個々にチェックしてみるしかなさそうですね。

12月の更新プログラム(KB5032288)をインストールするとWiFi接続ができなくなる不具合

回避策:解決済みです。Microsoftが展開したKnown Issue Rollback(KIR)という機能により自動修正されます。

※KIRとは、更新プログラムをアンインストールしなくても、問題の部分だけ自動的にロールバックしてくれる機能です。ユーザーは特に何もしなくてもOKです。

Windows 11 23H2のインストールメディアでナレーターが使えない不具合

回避策:Microsoftで不具合を修正したインストールメディアが公開済みです。また、「Windows Update」からインストールした場合は不具合は発生しない。

インストール時にナレーターが機能しない不具合とのことですが、インストールが完了するとナレーター機能の不具合は解消されるとのことです。

Microsoft公式ソフトウェアダウンロードページよりダウンロード可能です。

Windows 11公式ダウンロードページ
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11

COLRv1カラーフォントフォーマットが正しく表示されない

回避策:回避策、解決策は現在のところない様子です。次回の修正プログラムに期待。COLRv1カラーフォントフォーマットとは、色やグラデーションなどを持つ高度なフォント形式です。2023年の12月の更新プログラムKB5030310によって発生した可能性が高いとのことです。

Copilot in Windows(プレビュー版)を使用する際、他のウィンドウやアイコンが左にずれる

回避策:Copilot in Windows(プレビュー版)の不具合で正式版では改善される予定です。気になる方は、Copilotのパネルをドック解除してフローティング表示にするか、Copilotのアイコンをタスクバーから消すことで解消されます。

Bitlockerの更新でエラーが表示されることがある

回避策:エラーは見た目だけで、Bitlockerの機能には影響なしとのこと。エラーを消したい場合は、BitLockerの設定を変更するか、OSのパーティションを縮小してください。

BitLokerの設定を変更する:BitLockerのCPSノードで、「FixedDrivesEncryptionType」と、「SystemDrivesEncryptionType」のポリシー設定を[未構成]に変更すると、エラー表示が消えます。

OSのパーティションを縮小する:新しいWinREパーティションを作成するとエラーが解消されるとのことです。ディスクが空き容量が十分にある場合のみ作成可能とのことです。(上級者向け?)

「BitLockerの機能には影響なし」とのことなのでそのままでも良い気もします。

※BitLockerとはWindowsのストレージを暗号化する機能です。暗号化されたストレージはパスワードや回復キーがないと読み込むことが出来ません。

アップグレード後、Windowsが起動しない場合

Windowsが起動しなくなったはアップグレードのバージョンに関係なく深刻な不具合です。

この不具合(トラブル)は、最新の更新プログラムに限らず、どのバージョンでも発生する可能性があります。

Windowsの構成に関連するシステムファイルなどの破損やセキュリティソフト、ドライバのバージョンなどが原因であることがあります。(実際、起動しない状態なら何ともですが)

Windowsをアップデート以前の状態に戻す

アップデートがトリガーとなって引き起こされた不具合、起動エラーであれば、Windowsをアップデート前の以前の状態に戻すことで不具合やエラーは回避できる可能があります。

手順
1. PCの電源ボタンを押して、起動画面が表示されたら、直ぐにもう一度電源ボタンを長押しして強制終了を掛けます。この作業を2回以上繰り返すと「自動修復を準備しています」、または「お待ちください」が表示されます。
これは電源ボタンの操作による修復機能の起動です。(起動画面が表示される場合のみ)

2. 修復機能が起動したら[詳細オプション]を選択し、[トラブルシューティング]をクリックしてください。

3. [詳細オプション]から[スタートアップ設定]を選択し再起動します。

4. 再起動後、セーフモードで起動させるオプションが表示されます。[セーフモード]で起動は[F4]のキーになるので、キーボードの[F4]キーを押します。

5. 次に[設定]から[システム]を開き、[回復]を選びます。

6. [復元]の項目にある[戻す]をクリックします。

7. 後は画面の指示に従って、以前のバージョンにWindowsを戻します。以前のバージョンに戻す作業は時間が掛かる場合があります。決して途中でパソコンの電源を切ったりしないでください。

作業が完了したらWindowsを再起動してください。再起動後、自動で通常モードでWindowsは起動します。正常に起動してきたら修復作業は無事完了です。

Windowsが正常に動作しているようならアップデートはちょっと様子を見た方が良さそうですね。

※セーフモードから通常モードに戻す場合は普通にWindowsを再起動すると戻ります。

セキュリティソフトやドライバーがエラーの原因である場合

セキュリティソフトやドライバーが原因となってWindowsが起動しない場合は、原因となっているセキュリティソフトやドライバーをアンインストールすることで起動エラーを回避することができます。

➡ アンインストールする前に使用しているセキュリティソフトの公式ページなどチェックしてみてください。

Windowsの起動時のエラーがセキュリティソフトである場合、セキュリティーソフト側でそれらしいアナウンスがあったりするので、使用しているセキュリティソフトの公式ページ、またはサポートページなどチェックしてみてください。
特にそうしたアナウンスが無い場合はセキュリティソフトをアンインストールしても問題の解消にはならないのでアンインストール前にチェックが重要です。

➡ ドライバーが正常かどうかのチェックはセーフモードで起動して、[デバイスマネージャー]から確認することができます。

[デバイスマネージャー]は[スタート]ボタンを右クリックから選択できます。

デバイスマネージャーでは個々にドライバーをチェックすることができます。問題があるドライバーには[!] や[?] マークが表示されているので、問題のあるドライバーを[右クリック]>[アンインストール]で削除することができます。

上記の対処方法はいずれも「セーフモード」で行うことができます。セーフモードでの起動方法は「アップデート以前の状態にWindowsを戻します。」と同じ手順でOKです。

それでもWindowsが起動しない場合は?

Windowsの起動時のエラー/トラブルに関しては他にも原因はありますが、原因が特定できないと対処方法も難しくなってきます。状況によっては悪化する恐れもあります。

一度、メーカーサポート/修理サーポートに相談してみるのが良いかもしれません。

ちなみに、アップグレード中に通信を切断した。パソコンの電源をオフにした。強制終了を掛けた。は、かなり危険です。

「アップグレードが、なかなか終わらなかったんで電源ボタンを長押しして再起動してみたぜっ」

これはアウトです。

アップグレードやインストール完了の時間とPCの再起動は全く関係ありません。サーバーの混雑状況によっては、なかなかアップグレードが進まないことはよくあることです。

作業が完了するまで、または何らかのアクションが表示されるまでしばらく待つことにしましょう。Windowsアップデート後の不具合と回避/解消方法に関する記事掲載でした。参考にして頂ければ幸いです。

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